暮らしとお菓子

4月

8日

重五の節供 -ちょうごのせっく-

五月五日の端午は、五が重なることから重五と呼ばれる初夏の節供です。
古くはこの日に蓬や菖蒲といった香りのつよい薬草を摘み、邪気を祓ったものでしたが、いつしか菖蒲の音が尚武につながるとして男児の祝い日となりました。
この重五にいただく粽や柏餅は、どちらも昔からの節供菓子。粽はその起こりを古代中国の詩人の伝説によるとも、円錐のかたちを蛇に見立てて虫を追い払ったとも伝えられます。対して柏餅は、重五が男児の節供として普及したころ、新芽が出るまで古い葉が落ちない柏に子孫繁栄の願いをこめてうまれたお菓子です。
さわやかに風わたる皐月のころ、たねやから重五の節供に縁のある歳時菓子をお届けいたします。

柏餅 かしわもち

販売期間:4月中旬〜5月5日
販売終了いたしました。

粽 ちまき

販売期間:5月1日〜5月5日
販売終了いたしました。

13日

母の日 -ははのひ-

赤いカーネーションが印象的な母の日は、はるかな海を超えた先、アメリカではじまったと伝えられます。
1900年初頭、アメリカ東部のある町で一人の女性がおこなった礼拝は、亡き母をたたえるためのもの。その礼拝では母が好きだったカーネーションが捧げられ、おとずれた人々にも配られたそうです。
この出来事がやがて「母に感謝する日」として各地に広まり、1914年にはアメリカ大統領によって正式に五月の第二日曜日が「母の日」と定められました。
日本には大正時代に伝わり、今ではすっかりおなじみとなった母の日。
母への感謝の気持を込めた餅菓子に、赤いカーネーションを添えてご用意いたします。

ひとへに

販売期間:5月12日〜5月13日
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6月

1日

賜氷節-しひょうせつ-

『枕草子』や『源氏物語』に見られるように、平安時代にはすでに氷をつかい涼を得ていました。
当事宮中で用いられた氷は、周辺の山にもうけた氷室からの献上品。冬に切りだし、氷室で夏まで保存された氷はたいそう貴重なものでした。普段は天皇や貴族だけが楽しめた氷も、六月一日の賜氷節には、「この日に氷を食べれば夏痩せしない」との言い伝えから、群臣にも氷がふるまわれたと言います。
夏を健やかに過ごしたいとの願いは市井の人々も同じ。
宮中とは違い氷を手にすることもできない民間でも、六月一日に氷を模したお菓子をつくり、無病を願っていただくようになりました。
氷が貴重だった頃にうまれた氷のお菓子。「氷室」は三角の羊羹を氷に見立て、白みそ風味に仕立てた道明寺を外郎生地で包んだ歳時菓子です。

たねや 氷室 たねや ひむろ

販売期間:6月1日
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16日

嘉祥

今はむかし、豊後(ぶんご)の国から都へ一匹の白亀が献上されました。それを吉兆のしるしだとして、元号を「嘉祥(かじょう)」と改めたのが六月十六日のこと。この改号を祝い、お菓子やお餅を神前に供えたことが嘉祥のはじまりとされています。以来、この日には厄除けと招福を願ってお菓子を食べるようになり、「和菓子の日」とも呼ばれるようになりました。
「吉兆嘉祥」は嘉祥の起こりにちなみ、こし餡を包み染飯(そめいい)を飾ったお団子を、亀甲に見立てた歳時菓です。

吉兆嘉祥 きっちょうかじょう

販売期間:6月16日
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30日

夏越大祓 -なごしのおおはらえ-

六月の晦日(みそか)におこなわれる大祓(おおはらえ)は、身についた穢れを祓い清める節目の神事。正月から半年を無事に過ごせた感謝とともに、これから迎える夏を健やかに過ごせるようにと願う日でもありました。
この日、各地の神社にすえられる茅(ちがや)でつくられた大きな輪は、蘇民将来(そみんしょうらい)の厄除け伝説にあやかったもの。スサノオノミコトの助言を受け、茅の輪を身につけていたことで厄病を逃れたことから、厄払いの意味をこめ茅の輪くぐりがおこなわれます。
夏の大祓にいただくお菓子は、氷に見立てた外郎生地に厄除けの小豆をのせた「水無月」。目にも涼しい歳時菓で、無病息災を祈ります。

水無月 みなづき

販売期間:6月29日、30日
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7月

17日

祇園会 -ぎおんえ-

天災や病が今よりもずっと人々に恐れられていた時代。地震や災害は神様のたたり、はやり病は非業の最期を遂げた人の御霊(ごりょう)がおこしているとされました。
特に夏は疫病がはやりやすい時期。人々は、御霊を供養する法会(ほうえ)をひらくことで病を逃れようとしました。御霊会(ごりょうえ)と呼ばれる法会は平安時代の京都ではじめられ、時代とともに疫病除けのお祭りへと姿を変えました。やがて祇園祭の名で親しまれる夏のお祭りは京都から広がり、「祇園」の名を持つお祭りとして各地に根づいています。
雲の峰も高い夏の頃。笹葉の色も青々と、香りさわやかな麩饅頭です。

ぎおんさん

販売期間:7月17日
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20日

土用 -どよう-

暦の上で秋を迎える立秋の、前十八日間を土用といいます。季節の節目ごとにある土用の中で、夏の土用はもっとも暑さが厳しい頃。そのため、昔から暑気あたりをしないようにと、土用のうなぎやシジミなど精のつくものが食べられてきました。
土用餅もそのひとつ。お米でつくるお餅は力のみなもと、小豆の赤色は厄を除けるとされ、江戸時代より土用の食べ物として広がってゆきました。
暑さを乗りきる暮らしの知恵が活きた歳時菓です。

販売期間:7月19日〜27日
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